トランプはここまではできない、だから大したことない【中国のもっとすごい話】

不人気シリーズ「俺ごときが世界を読む」をお送りします。
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私が「トランプの影響は大したことない」と考えているのは、彼がアメリカのトップだからである。
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彼が北朝鮮のトップだったり、日本のトップだったり、そして中国やロシアのトップだったら、そりゃあ大変なことだ。
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日経にこんな記事があった。
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「胡錦濤」検索も禁止に 習主席がいら立つ理由
新・旧国家主席、「子飼い」巡り広東で前哨戦
(2017/2/8 2:00日本経済新聞 電子版)
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見出しで十分だが、念のため解説すると、中国の現在のトップである習近平(63)が、前トップの胡錦濤(74)に関するネット検索をできなくしてしまったのだ。
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というのも、習近平はそろそろ引退の時期にさしかかっていて、次の中国のトップを決めなければならない。
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しかし習近平は力のあるトップじゃないから、次のトップを指名できないかもしれない。
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そうなると、カリスマがあった前トップの胡錦濤が次のトップを指名してしまうかもしれない。
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そんなことが実現してしまったら、引退後の習近平は、とてもとてもさみしい老後を送らなければならない。
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それどころか、習近平は、引退して権力がなくなった途端に、現役時代の悪事を暴かれ訴追されるかもしれない。
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なので習近平は、ネットで胡錦濤支持を集めようとする輩を妨害しようと、「胡錦濤検索」を禁止したのである。
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中国は、とにかく幼稚な政治をしている。
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これが世界第2位の国なのだから、恐ろしい。
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一方でトランプの国、アメリカは、すでにいろいろな反トランプ運動が出ている。
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だから安心なのだ。
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トランプも騒ぎ過ぎなければ少なくとも4年はもつだろう。
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騒ぎ過ぎて辞任しても、アメリカには制度もあるし人材もいる。
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だから日本企業、あわてるな。
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「胡錦濤」検索も禁止に 習主席がいら立つ理由
新・旧国家主席、「子飼い」巡り広東で前哨戦  編集委員 中沢克二
(2017/2/8 2:00日本経済新聞 電子版)
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 中国の旧正月を意味する春節の休暇期間中、中華圏の政治を巡る最大の話題は、やはり来る第19回共産党大会の最高指導部人事だった。とりわけ、習近平(63)の後継者がおぼろげながら見えてくるかが焦点である。そこに一石を投じたのが、長く動静が不明だった前国家主席、胡錦濤(74)だ。

 大みそか前日の1月26日、胡錦濤は、買い物客でにぎわう広東省広州市内の花市場に突然、姿を現した。注目すべきは、今年の人事のポイントとなる広東省トップの胡春華(53)が脇に控えていたことだ。胡春華は長く次世代のホープとされてきた。

 胡錦濤と胡春華は、世間で「大胡」と「小胡」と称される。同姓の親分と子分の意味だ。そこには深いわけがある。まだ40代後半の若手指導者だった胡錦濤が、少数民族地域であるチベットのトップに抜てきされた時代の物語だ。

 1989年3月、ラサを中心に大規模な抗議デモが発生し、戒厳令が敷かれた。だが、赴任直後の胡錦濤は高山病などで身体がままならず、しばしば北京に戻り静養していた。この時、胡錦濤に仕えたのが、共産主義青年団(共青団)幹部としてラサにいた胡春華だった。

 胡錦濤が仕切っていた共青団は幹部への登竜門であり、共産党本体とほぼ同じ9000万人近い団員を擁する。その後の胡錦濤の昇進と軌を一にして、胡春華も出世の階段を上り、いまや党政治局委員(党常務委員も含め計25人)である。重慶市トップの孫政才(53)と共に、次世代の注目株だ。

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■胡錦濤氏の画像を削除、単語検索もできず

 「大胡」にお供する「小胡」の図は何を意味するのか――。1月26日、たまたま広州市の現場に居合わせたとされる人物らが撮影した写真は、すぐに中国のSNSを通じて内外に発信され、波紋が広がった。しかし、中国での公式報道は一切ない。

 通常、前国家主席の視察ともなれば厳重な警備態勢が敷かれ、一般人が気軽に接近するのは不可能だ。今回、写真が出回ったのは、裏に意図があるからだ。胡春華がトップの広東省と、胡錦濤の側との暗黙の了解である。

 だが、それもつかの間、現国家主席の習近平がコントロールする検閲当局は、この画像をネット上から直ちに削除した。そればかりか胡錦濤という単語を中国のSNS上で検索すると「関係する法律と規定、政策に従ってこの検索結果は表示されない」と警告が発せられる。

 前国家主席の名前を検索禁止にするというのは、中国でも異例である。米国でいうなら、前大統領のオバマの名をフェイスブック上で検索できないのと同じだ。いくら型破りな新大統領、トランプでもそれはできない。「胡錦濤」検索禁止の措置は、習近平側が明らかに不快感を示した形だ。

 似た事件が、2015年1月にあった。主役は元国家主席の江沢民。場所は中国・海南島の霊山、東山嶺だった。「江沢民がここに来た。意味があるぞ」。この時は、観光地、東山嶺の管理当局が中国版LINE「微信」のオフィシャルアカウントで、江沢民の声を公式に発信した。

 これは中国の故事「東山再起」にちなんだ江沢民による再起への「院宣(いんぜん)」ではないか――。インターネット上では、習近平の「反腐敗」運動で、かつての部下らが追い詰められていた江沢民の反撃として話題になった。

 この時も、習近平側は内容を問題視した。出回っていた画像や書き込みは、すぐにネット監視当局によって削除された。その後、東山嶺の「微信」アカウント自体が更新されず、ついに休止に追い込まれた。

 今後の焦点は、今秋以降に決まる最高指導部=党政治局常務委員の過半数確保を巡る闘いである。07、12年党大会を制したのは上海閥といわれた江沢民のグループだった。だが、90歳という高齢に達した江沢民の力は大幅に落ちている。

 そこで表向き習近平に協力してきた前任者、胡錦濤の力が問われる。胡錦濤に勢いがあれば、長く共青団のホープだった胡春華を政治局常務委員に上げることなど簡単なはずだ。将来、胡春華を習近平の後継者にまで押し上げたい、というのが胡錦濤の意志なのだから。

 しかし、胡錦濤には07、12年の2回とも江沢民グループに敗れたという苦い過去がある。胡錦濤がトップに推したのは、当時まで共青団派のエースだった李克強(61)だ。だが、彼はナンバー2の首相に甘んじる。代わりにダークホースだった習近平がいきなりトップに躍り出た。

 長老による「院政」の伝統が続いた中国共産党には、党大会の際に前々代のトップが後継者を指名する習わしがあった。胡錦濤も02年、前任の江沢民ではなく、すでに鬼籍に入っていた鄧小平の遺志でトップに立った。だが、習近平が別格の指導者を指す「核心」になった今、この習わしは風前のともしびだ。

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■胡錦濤氏、健康アピールも狙う

 もう一つ、大きな問題は胡錦濤の健康である。15年9月3日、北京での大規模軍事パレードの際、胡錦濤も天安門の上に立った。だが、現場を撮影していた複数のカメラは、彼の左手先が小刻みに震えているのを見逃さなかった。「パーキンソン病を患っている」。こんな声が北京から聞こえる。

 その後、伝えられた胡錦濤の動静は少ない。このため健康不安説がますます広がった。今回の視察写真の“リーク”には、胡錦濤が自身の健康不安説を打ち消す意味がある。そして胡春華を支える力を保っているという誇示でもある。

 とはいえ、共青団人脈のアピールはあまりに露骨な行動に見える。しかも、習近平が主導する党指導部は16年、共青団に「貴族化」「娯楽化」という厳しい言葉まで用いて組織の問題点を指摘し、改革を迫った。こんな状況下で習近平が胡錦濤の意向を十分に斟酌(しんしゃく)することがあるのだろうか。

 「習近平も自らの子飼いを最高指導部に抜てきし、重要問題の多数決で絶対的な優位を築きたい」。中国政界に精通する人物の見方である。そのためには最高指導部の過半数を確保する必要がある。仮に政治局常務委員7人体制を維持するなら、習近平は自らも含め自派で4人を固めなければならない。

 その時、胡春華を最高指導部に引き上げるかが焦点になる。はたして胡錦濤に力が残っているか。それはもう一人の共青団出身の子飼い、首相の李克強の立場にも影響する。「習近平VS胡錦濤」の前哨戦は、すでに広東を舞台に始まっている。(敬称略)
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by cwhihyou | 2017-02-09 08:38 | Comments(0)
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