ビジネスにお駄賃の雰囲気を持ち込んだクラウドワークスはすごいと思う

クラウドワークスから振り込まれるカネは、労働の対価なのだろうか、それとも、買い物をしてくれた子供に与えるお駄賃なのだろうか。

クラウドワークスのコンセプトは「そこのあなた、ボーッとyahoo!ニュースを眺めているんだったら、パソコンのキイボードを叩いてごらん、お駄賃をあげるから」であるような気がしてならない。

でも当のクラウドワークスは、こんなことを言っている。

「また、クラウドソーシングは単価が低いと言われることもありますが、クラウドワークスでは年間の累計報酬が2,000万円を超えるワーカー(30代女性・翻訳家)も実際に誕生しています。他にもwebエンジニアの男性で約1,500万円、アプリエンジニアの男性で約1,000万円という事例があります。」

クラウドワークスが労働の対価と言っているのに、私がお駄賃のイメージを捨てきれないのは、クラウドワークスの戦略のうまさだと思う。

そのマジックの種は、多分こういうことだと思う。

①ホームページに「ワードに『AAA』と書いて、メールで送ってくれたら、1円あげます」と掲示してあった。

②暇な人がワードに「AAA」と書いて、メールで送信。メールには銀行口座も書いておいた。

③暇な人の口座に1円が振り込まれていた。


このとき、1円をゲットした暇な人は「1円分の労働をした」とは感じない。

というのも、パソコンを立ち上げて、ワードを開いて、AAAと入力して、保存して、メーラーを開いて、先方のアドレスを打ち込んで、ワードデータを添付して、銀行口座を記載して、送信する、という一連の作業を行った時間を「自分の人生の一部」とは感じないからである。

クラウドワークスの仕事の中には「AAA」がなんと多いことか。

そしてクラウドワークスからカネをもらっているフリーランスの、なんと暇なことか。

フリーランスが「お駄賃感」を持っている限り、労働問題に発展しないだろう。

こうしている間にも、クラウドワークスにはチャリンチャリンと小銭が投げ入れられていく。






.


なーんて偉そうなこと言っちゃったりして、てへ。




.
[PR]
by cwhihyou | 2016-12-20 20:35 | Comments(0)
クラウドワークスを使ってライターの仕事をやっています