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株、国際石油帝石の購入経緯

国際石油開発帝石という会社の株を、2016年11月2日に952円で100株買いました。

ですので、このときの購入金額は95,200円です。

本日2016年12月7日の終値は1,189円でしたので、100株の価値は118,900円になります。

つまり、含み益は23,700円となります。

つまり、今日、すべての株を売却していれば、23,700円の利益が出て、ここから税金が20%引かれるので、18,960円の小遣いが生まれていたことになります。

もちろん、元手の95,200円は無傷で戻ってきます。

国際石油開発帝石は、石油を商売にしているので、原油価格が上がれば儲かり、下がれば損をします。

つまり、原油価格が上がれば株価が上がり、原油が下がれば株価も下がります。

これはとても単純な仕組みに感じました。

もし私のこの推論が正しければ、いわゆる「難しい読み」など必要ありません。

つまり、簡単に儲けることができる、ということです。

それで早速、この推論が正しいのかどうかの検証に取り掛かりました。

株価の推移を調べました。

グーグルで「yahoo、株価、国際石油開発帝石」で検索すると、過去20年以上の株価が分かります。

それによると2014年4月に1488円だった株価が、私がこの会社に関心を持った2016年10月下旬には900円台後半にまで落ちていたのです。

30%近い値下がりです。暴落といってもいいでしょう。

この2014年4月~2016年10月の間に起きた石油関連ニュースといえば、そうです、アメリカのシェールオイル革命です。

アメリカが大油田を掘り当てたので、原油価格が下落しました。

オペックが原産すれば原油価格は持ち直すものに、オペックは逆に増産しました。

それはオペックが、原油価格をどんどん下げれば、先にギブアップするのはアメリカの方だ、と考えたからです。

オペックは、シェールが頓挫してから、つまりアメリカの石油業界を壊滅的状況に追い込んでから、減産して原油価格を釣り上げればいいわけです。

だから原油価格は下がり続け、だから国際石油開発帝石の株価が急降下したのです。

この検証により、私の推論が正しいことが証明されました。

次の問題は、買うタイミングです。

そんなときです。ロシアの経済危機のニュースを聞きました。

ロシアも産油国ですから、ロシア経済が悪化すると石油の生産量も落ち、市場に出回る原油が減るわけです。

そうなると原油価格が上昇するかもしれません。

そのニュースを聞いたのが、2016年10月27日で、この日の株価は989円でした。

私はこの日、証券会社に「952円になったら100株買うように」という指値注文を出し、その時を待ちました。

そして11月2日の952円100株購入のチャンスがやってきたのでした。

しかしなんと、2日後の11月4日には、934円にまで下落しました。

たった2日で1,800円の損です。

正直「甘かった」と思いました。

「俺ごときが石油相場を読み切れるはずがないんだ」とも思いました。


















でも「まあ、これも勉強だ」と思い直し、株を持ち続けることにしました。

そして迎えたトランプ相場です。

選挙期間中は「トランプが大統領になったら経済が破綻する」と思われていたのに、実際に当選したら、なぜか市場が好感しました。

恐らく「トランプは無茶を言うが、無茶はしない」という共通認識が生まれたからでしょう。

このトランプ相場によって、国際石油開発帝石株は11月23日、1098円にまで上がりました。

この時点での私の含み益は、14,600円です。

わずか21日間の不労所得が14,600円にもなったのですから、この時点で利益確定の売りをしてもいいくらいです。

ですが、私は売りませんでした。

それは「国際石油開発帝石は1500円まで上がるのではないか、という読みがあるからです。

もちろん、おととい発表された、オペックの減産合意を見越していたわけではありません。

また、今後大幅に原油が値上がりするインサイダー情報を得ているわけでもありません。

しかし私には「石油は必ず値上がりする」と信じているのです。

何が起きて値上がりするのかは分かりませんが、値上がりするのは確実であると信じているのです。

ちなみに1500円まで上がると、私の元手の95,200円が150,000円になるので、含み益は54,800円になります。

さて、国際石油開発帝石を選んだ理由はもうひとつあります。

この会社はものすごく特殊で、経済産業大臣が筆頭株主なのです。

ほぼ国営企業なのです。

なので、絶対に潰れないのです。

もちろん潰れない企業はないのですが、ただ、国際石油開発帝石が潰れるときは、日本政府も破綻していることでしょう。なので、やはり「絶対に潰れない企業」といってしまってもいいでしょう。

「株価は上下する」と「その企業は絶対に潰れない」の2条件がそろえば、株の買い方と売り方は簡単です。

過去のデータで最も安い株価と同じ株価になったら買えばいいのです。

そして、過去のデータで最も高い株価と同じ株価になったら売ればいいのです。

絶対潰れない企業の株を、このようにして買っていけば、必ず儲かる。

これが私の方程式です。

そしてこれが唯一の方程式です。

つまり私は、ドル円相場も、政府の借金も、中東情勢も、金の値段も、一切勘案しないのです。

先程、国際石油開発帝石の株を買うときに原油価格を調べた、と言いましたが、これは「原油価格によって買うタイミングを決めた」という意味ではなく、「株の上下のパターンを調べた」にすぎません。

株の上下のパターンを調べてしまえば、あとは株価の底値を待つだけです。

原油価格の底値は待たないのです。

逆に、ドル円相場や中東情勢などの要素を考慮し始めると、おそらく私は株で失敗するでしょう。

複雑な株式相場において、「素人のナノ個人投資家」が勝には、寒いくらいのシンプルさです。

「潰れない企業の株を底値で買い高値で売る」私のルールはこれだけです。







by cwhihyou | 2016-12-07 17:40
クラウドワークスを使ってライターの仕事をやっています

by cwhihyou